横須賀の風景
[観音崎・南極へ向かう「しらせ」]
南極観測船「しらせ」が南極へ向け出港していきました。

「しらせ」はこれが最後の南極行きとなり、帰国後は引退して現在建造中の新しい船と任務を交代します。
新南極観測船の船名は同じ「しらせ」になるようです。

11月14日正午に晴海埠頭を出港した「しらせ」は、14:30頃に観音崎沖を通過して行きました。

観音埼燈台の上から安全なる航海を祈りながら見送りました。
子供たちが灯台の見学に訪れていました。

横須賀へ向かう護衛艦「さわゆき」(2,950トン)が浦賀水道を北上して行きました。
「しらせ」が見えてきました。背景に横浜のベイブリッジが見えます。
左の写真の背景は「第2海堡」、右の写真は「第1海堡」、何れも東京湾防備のために明治時代に造られた人工島です。
関東大震災で崩壊した「第3海堡」は、航路の障害となるため最近撤去されました。
対岸は房総半島の富津
東京湾入口で一番狭い観音崎と富津岬の間は7km程しかありません。
対岸の像は房総半島に建つ観音像
上の写真は、東京湾内を航行する船舶に必要な情報の提供と航行管制を行っている海上保安庁「東京湾海上交通センター」
右は、海上自衛隊観音崎警備所に掲げられた国祭信号旗「UW」(ご安航を祈る)
「しらせ」は、秋の陽光をオレンジ色の船体一杯に浴びて、南極最後の航海へ旅立っていきました。
安全なる航海と任務の完遂を祈っております。
[H19.11.14]
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