[江田島の風景(2/2)へ]

赤レンガの裏手に幹部候補生学校の新しい学生館があります。

グランドでは新しく入校した学生の訓練が行われていました。

大講堂入口

建物の側面、1階と2階では窓の形も異なっています

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[H23.04.05]
[H23.04.06]
江 田 島 の 風 景
 [ 春爛漫・旧海軍兵学校
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一直線の廊下が続く校内、右側が講堂になっています。

江田内の海面では、短艇や遠泳の訓練が行われます。


ダビットに吊るされた12人で漕ぐカッター(短艇)

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「赤レンガ」の隣に建つ大講堂

大正6年(1917年)に兵学校生徒の入校式、卒業式また精神教育の場として建築されました。

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赤レンガと大講堂


平日の昼間、学生は授業中で人の姿をほとんどみかけません。

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海軍兵学校の表玄関は、江田内に面した表桟橋です。
海軍の学校に相応しい発想です。

昔も今も、卒業生は音楽隊の演奏の中を、盛大な見送りを受けて沖に停泊する練習艦隊に乗艦し、勇躍世界の海へ巣立っていきます。

右手に江田内の入口、津久茂の瀬戸があり、狭い水道で広島湾につながっています。

戦前、広島県の江田島に旧海軍の士官を養成する「海軍兵学校」がありました。

戦後の一時期、駐留軍が使用しましたが、現在は海上自衛隊の初級幹部を教育する「幹部候補生学校」、と艦艇関係の術科を教育する「第1術科学校」が置かれています。


桜が満開の、まさに春爛漫の江田島を訪れることができました。

校内の主な施設をご紹介します。

左は、通称「赤レンガ」、明治26年(1893年)に完成し、終戦まで海軍兵学校の生徒館として使用された歴史ある建物です。
現在も幹部候補生学校の講堂等として使用されています。

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外壁には瀬戸内海産の花崗岩を使い、内部はほぼ吹抜けとなっており、約2000名の収容能力があります。
 
現在は幹部候補生等の入校式、卒業式等儀式に使用されています。

赤レンガから学生館前を通り表桟橋へ続く白砂青松の道

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赤レンガの裏側、中庭


歴史的に意義のある建物を、創建当時の趣を残したままで使用していくため、平成に入り2度にわたる大改修が行われています。

耐震補強工事や、煉瓦や石の洗浄、補修などが行われ、100年以上昔の建物とは思えない美観を保っています。

「赤レンガ」を中心に、左の白い建物は、昭和13年(1938)に建てられた海軍兵学校西生徒館、現在は改修されて第1術科学校の学生館として使用されています。

右手の松林の向こうには大講堂があります。

背後の山は、江田島のシンボル的な存在、古鷹山です。

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