那谷寺(なたでら)は、古くから加賀の地に伝わる白山信仰の寺で、開創一千三百年の古刹です。
南北朝の争いで多くを焼失しましたが、寛永年間に加賀藩主・前田利常によって復興されました。
境内は、自然の地形を生かした見事な景観と、多くの重要文化財を保有する由緒ある、見所の多いお寺でした。
那谷寺の山門
JR加賀温泉駅から加賀周遊バス(キャン・バス)に乗って、那谷寺に参拝し、続いて日本自動車博物館を巡りました。
「鐘 楼」
寛永年間(1624〜1643) 前田利常の建立
重要文化財(国)
「奇 岩 遊 仙 境」
「護 摩 堂」
寛永19年(1642) 前田利常の建立
重要文化財(国)
「芭 蕉 句 碑」
元禄2年(1689) 松尾芭蕉が参詣し、「奥の細道」に
“石山の 石より白し 秋の風”
と那谷寺を表現しました。
句碑は、天保14年(1843)の芭蕉150回忌に建立したものです。
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