[ 美しい港町・首都リスボン(その2) ]
リスボンは、大西洋に流れ込むテージョ川の河口に位置する港町です。
船の出入りを監視する要塞として16世紀始めに建てられた優雅な建物が世界遺産「ベレンの塔」です。
テージョ川の河口
この先は大西洋です。
ここから未知の海へと乗り出して行ったんですね。
日本とのつながりを思うと感慨深いものがあります。
ベレンの塔近くに、1922年ポルトガル飛行士によるブラジルへの初の南大西洋横断飛行に成功した水上機のモニュメントが展示されています。
上は飛行ルートを示す案内板
有名なリンドバーグによるニューヨークからパリまでの大西洋横断飛行の5年前になります。
南大西洋横断飛行ルート
1960年、エンリケ航海王子の500回忌を記念して造られた「発見のモニュメント」
大海へ乗り出すエンリケ航海王子を先頭に天文学者、宣教師、船乗りなど時代の先駆者たちを表しています。
テージョ川の上流方向
1974年4月25日の革命を記念して名付けられた「4月25日橋」
対岸の塔は、高さ110mの巨大なキリスト像、リオ・デ・ジャネイロのキリスト像を真似したとか・・・
モニュメント前の広場に大理石のモザイクで世界地図が描かれています。
ここには世界の各地を発見した年号が記されています。
ポルトガルが海外に飛躍した様子が良く分かります。
日本発見は1541年となっていますが、種子島に来航する2年前に豊後にも漂着していたようです。
後の建物はジェロニモス修道院
水上機のモニュメント
「発見のモニュメント」と現地ガイドさん
かつて富を求めて世界の海へ乗り出していった情熱は、いま何処に秘められているのでしょうか?
お隣のスペインとともにサッカーが強いですね。