[ドナウの真珠:ブダペスト(その3)]
中欧の風景
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左の写真は、ペスト地区の英雄広場にある建国記念塔です。
この広場は、ハンガリー人の祖先である騎馬遊牧民族マジャル人の国土征服1000年を記念して造られたものです。
くさり橋を渡って「王宮の丘」に登ると先ず眼につくのがマーチャーシュ教会です。700年以上の歴史を持つ教会ですが、トルコ占領下ではモスクに改装されるなど、何度も破壊、修復が繰り返され、現在のネオゴシック様式になっています。
マーチャーシュ教会の内部とステンドグラスの一部です。
この教会のステンドグラスは本当に見事です。
上と右の写真は、マーチャーシュ教会を取り囲むように回廊がめぐらされている漁夫の砦です。中世の城壁を活用したもので、ここから眺めるドナウ川と街の風景は絶景です。
漁夫の砦からの風景です。
上の写真は、漁夫の砦に立つハンガリー初代国王、聖イシュトヴァーン像、右の写真はドナウ川の下流方向です。左端にくさり橋と下流の橋はエルジェーベト橋です。
王宮の丘に立つ「ブダ王宮」は、ハンガリーの歴史を刻むように、何回となく破壊と再建が繰り返され、ゴシック、バロック様式の建物が混在する現在の姿になっています。多くの建物は美術館などになっています。
上の写真は、王宮から見たくさり橋とペスト地区
左の写真は、青空を突き刺すように伸びるマーチャーシュ教会と聖イシュトヴァーン像です。
教会の屋根瓦は、色彩豊かな陶器製でした。

神に少しでも近づくため、青空を突き刺すように伸びる教会の尖塔を見上げていると、何故か気持ちが晴れやかになりますね。
この日は、そんな気持ちの良い一日でした。
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