[華麗な宮殿 ヴェルサイユ]
フランスの風景
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ブルボン王朝の優雅な宮廷生活を今に伝える華麗な「ヴェルサイユ宮殿」

パリ郊外の寒村にすぎなかったヴェルサイユに宮殿を建造することを命じたのは「太陽王」と称えられるルイ14世。
宮殿の「鏡の間」や「ヘラクレスの間」など細部にまで気を配った室内装飾、あるいはフランス式庭園の粋を集めた庭園などは、17世紀フランス文化の頂点ともいえるものです。
しかし、1789年、フランス革命によりヴェルサイユ宮殿の役割も終わりました。


宮殿入口から宮殿前の広場と宮殿の一部が見えます。
朝から入場者の長蛇の列が続きます。

団体さんは予約制で待たずに入場できました。
宮殿入口に続く「パリ大通り」、まさに大通りでした。
片側4車線の道路の外側に2列のプラタナス並木があり、その間に更に車の走れる道と歩道がありました。
宮殿入口の広場
宮殿の庭園側
宮殿の裏側に広がる広大な庭園
見渡す限りの森と、幾何学模様の植栽、池が続く庭園
ヴェルサイユ宮殿の人気スポット 「鏡の間」
さすがに豪華絢爛の極みです。
ヴェルサイユ宮殿の庭園の中に、ルイ15世が愛妾ポンパドール夫人と過すために造った離宮「プチ・トリアノン」があります。上の写真の遠くに見える建物です。後に王妃マリー・アントワネットお気に入りの舘となり、現在は彼女が使った家具や調度が展示されています。
マリー・アントワネットは「プチ・トリアノン」の近くに田舎家を造らせ、ここで田舎暮らしを楽しんだようです。
「プチ・トリアノン」敷地内、田舎家周辺ののんびりとした風景
派手好きのマリーアントワネットも、たまには豪華絢爛な宮殿から逃れて息抜きがしたかったのでしょうか。
マリー・アントワネットの田舎家


平和で、のんびりとした風景を見ていると、フランス革命や、ルイ16世、マリー・アントワネットの運命など、遥か昔に教科書で習った血生臭い歴史の舞台にいる実感は湧きません。
ヴェルサイユ宮殿の庭園内の風景
幾何学模様がお好きなようで、並木も定規を当てたように綺麗に刈り込まれています。
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横須賀市には、幕末から明治にかけてフランスの技師ヴェルニーの指導により造船所を建造した歴史があり、フランスとは深い縁があります。
横須賀港の近くにフランス庭園を模した「ヴェルニー公園」がありますが、その中の「西洋風あずまや」(上の写真)はヴェルサイユの庭園の建物と同じ形でした。