ギリシャ神話に何時の頃からか興味を持ち、なんとなく関連する本などを読んでいました。

今回の旅行も、神話の国「ギリシャ」の雰囲気を、一度自分の眼で確かめたいと思ったからです。
各観光地で、神話に関する観光ガイドの説明が、ごく簡単なことを意外に感じましたが、古い遺跡と自然の景観からなんとなく雰囲気を味わうことができました。

アクロポリスに登り、眼下に広がる白く輝くアテネの市街を望んだとき、一斉に感嘆の声が上がりました。素晴らしい景観でした。

写真からその素晴らしさが少しは伺えるでしょうか。

上の写真は、「エレクティオン」神殿の全景です。

右の写真は、右から学士院(アカデミー)、アテネ大学、国立図書館と続く一連の堂々たる建物です。
塔の上には女神アテナとアポロンの像が、また入口には、右にプラトン、左にソクラテスの像があります。
建物自体は１９世紀のものですが、古代ギリシャの文化が現代に受け継がれていることがわかります。

左と下の写真は、第１回近代オリンピックの会場となった「パナティナイコ・スタジアム」です。
２００４年アテネオリンピックのマラソンのゴール、あるいは「中年の星」が活躍したアーチェリーの会場として日本人にはおなじみの場所です。

観客席は大理石で、約５万人を収容できます。
古代の競技場に近い形で復元されたもので、観客席は馬蹄形をしています。

次は、２００４年アテネオリンピックのメインスタジアムです。
ここで行われた開会式や閉会式の様子が眼に浮かびます。
なかなか近代的な美しい建物でした。

半日程度の駆足観光ですが、アテネの5千年にわたる歴史と現代の新しい街並みを垣間見ることができました。
できればもう一度ゆっくり見てみたい街です。