[HOME]
[目次に戻る]
アテネ(1) アテネ(2) アテネ(3) メテオラ(1) メテオラ(2) メテオラ(3) デルフィ(1)
デルフィ(2) デルフィ(3) イテア 休憩(空港) オリンピア(1) オリンピア(2) ミケーネ
休憩(風景) ポロス島 イドラ島(1) イドラ島(2) エギナ島(1) エギナ島(2) 完結編
[完 結 編:また来る日まで]
ギリシャの風景
悠久の歴史と神話の国、憧れのギリシャの旅も終わりました。

見所を見逃さないように、ガイドさんの説明も聞き漏らさないように、さらに同行の仲間の記念写真も写さねばと・・・・とにかく忙しい旅でした。
じっくりと写真を撮っている余裕はありませんでしたが、なんとか写した写真でここまで来ました。

ご紹介できなかった各地の写真をいくつかご紹介して終わりとします。


上の写真は、アテネ市内の19世紀に建てられた英国教会です。トロリーバスの架線が空に面白い模様を描いています。

右は、アクロポリスのパルテノン神殿を西側から見た写真です。繊細さと力強さを持つ素晴らしい建物でした。

街の中を散策する時間はまったくありませんでした。
バスの窓から見た繁華街は、ありふれた町並みでしたが、市内には多くの遺跡や、国立考古学博物館などの見所もたくさんあるようです。また、訪れる機会があれば是非、見たい所です。
メテオラ奇岩群の足元に広がる町、カランバカの夜明け。
桃色に染まる雪のピンドス山脈を見ることができました。
奇岩の頂上に建つ「アギオス・ステファノス修道院」
下の町は、カランバカ、遠くの山はピンドス山脈です。

岩の頂上に建つ修道院は、信じ難い光景でした。
立ちはだかる岩山と深い谷、中腹に建つ神殿、この雄大で厳しいデルフィの景観は、何かしら神秘的な雰囲気を感じさせてくれました。
イテアの町に至る道の両側に広がる、一面のオリーブの樹海にも圧倒されました。
聖地デルフィのアポロン神殿を眺めながらガイドの説明を聞く観光客。

訪れた遺跡には、割と若い人の団体が目立ちました。また、勉強に来ているのか、子供たちもよく見かけました。
デルフィと並ぶギリシャの聖地オリンピア。

朝の散歩で、偶然出会った朝霧に包まれたオリンピアの風景は、遺跡の佇まいを予感させるものでした。
春の花に包まれたオリンピア遺跡は、本当に静かで、何千年もこのままの姿が続いているような雰囲気でした。
左の写真は、アルゴス平野を望むミケーネの城壁です。

紀元前14世紀から紀元前13世紀、最盛期のミケーネでの出来事は、ギリシャ神話の世界、ホメロスの描く英雄伝説、それと歴史的な事実と、どのような関係になっているのか、勉強不足で良く分かりません。

丘の上の城壁に立つと、トロイ戦争で活躍した英雄たちの姿が眼に浮かんできます。
最後は、島の風景です。
右の写真は、エギナ島の港です。
エギナ島はピスタチオの産地としても有名です。
エギナ島の「アフェア神殿」の前です。
今は、石の塊が散乱しているだけですが、神殿の周りには、かつては多くの建物があったのでしょうか。
ポロス島の丘の上から見下ろした風景です。
白い塀と階段は、時計台の丘に登る道です。

屋根はオレンジ色が多く、家の壁は白、薄いブルー、薄茶色が多いようです。
下の写真は、イドラ島の港の風景です。
どの島も、海のすぐ近くに家が並んでおり、生活が海と深くかかわっている感じがしました。
ギリシャの印象は、トルコに近い雰囲気でした。
人種や宗教、文化はまったく違いますが、400年にわたりトルコの支配下にあった影響でしょうか。
旅行中の食事も、名前は異なりますが、トルコと同じものが多いのに驚きました。

民主主義発祥の地のギリシャが、ローマ、トルコの長い支配から独立したのは19世紀の半ばであり、更に民主主義が確立したのはここ数十年であることを改めて知りました。
一方、ギリシャの人々の多くは、セカンドハウスを持ち、人生を楽しむことが生活の基本とのこと、多少、羨ましくもありました。
正味5日間の短い旅でしたが、好天に恵まれ、素晴らしいギリシャの歴史と自然を味わうことができました。機会があれば、次はアテネ市街と、クレタ島、ロードス島などの島々を巡ってみたいと思います。

長々とお付き合いを頂き、ありがとうございました。                 [完]