[古代世界の中心:デルフィ(1)]
ギリシャの風景
世界遺産「デルファイの遺跡」

古代世界、デルファイは世界の中心と考えられていました。ここでは神の神託(神のお告げ)が行われ、ギリシャのみならず、広く国外からも巡礼者が訪れていました。

訪れたときは、アーモンドや菜の花が真っ盛りで、灰色の山々と遺跡を鮮やかに彩っていました。

パルナッソス山系の急峻な傾斜地にアポロン神殿、宝庫、古代劇場、競技場などの遺跡が残されています。

左の写真は、神託の行われた「アポロン神殿」の列柱です。
土台と柱だけしか残っていませんが、紀元前370年頃のもので、当時は38本の列柱を立つ壮大な建物でした。
神殿の中には世界の中心として「大地のヘソ(オンファロス)」と呼ばれる石が置かれ、そこで神託が行われました。「大地のヘソ」はデルフィ博物館に展示されています。
左の写真は、アテネ人がアポロン神に奉げた「アテネ人の宝庫」です。
訪れた各地でアーモンドの花を見かけました。日本の桜と同じく春を告げる花です。
また、黄色の花が一面に咲いていました。菜の花でしょうか。
古代劇場とアポロン神殿です。

古代ギリシャの宗教の中心地として繁栄したデルファイは、今もその荒々しい山々の様相と厳しい地形に当時の神秘的な雰囲気を残しています。
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