(現役の円形劇場:アスペンドスの遺跡)
アンタルヤの東にアスペンドス遺跡があります。
ここには古代劇場がほぼ完璧に近い状態で保存されています。二万人近く収容できる大きな劇場ですが、驚くことに現在もここが劇場として使われていることです。
最上段には多数のアーチと柱を組み合わせた回廊が廻らされています。その整った形の美しさに圧倒されます。
観光客の一団です。年配の人が多いようですが、みんな立派な体格ですね。それに服装が日本人とかなり異なっています。下の写真と見比べるとなかなか興味深いものがあります。
上は、劇場の舞台側です。古代の劇場は客席の傾斜がかなり大きいことがわかります。概略で40度弱の勾配があります。年寄りは階段を下りるのが怖いです。
アスペンドスの南東、地中海に面した小さな半島にシデ(Side)の遺跡があります。ここにも2世紀に造られた円形劇場があります。トルコ国旗が掲揚されていますが、遺跡は軍隊(憲兵隊)が警備しているそうです。
シデの遺跡を歩く日本人観光客の一団と観光客を運ぶトラクターの引く珍しい車(?)です。
劇場の舞台では、公演のための準備が行われていました。