(ベルガマ その2)
アクロポリスをはるかに望むところに、古代の総合医療センターであるアスクレピオンがあります。
左の写真は医療センターに入っていく聖なる道です。両側に建つ柱は殆ど原形を留めていませんが、柱の列と石畳は当時の姿を十分に思い起こさせてくれます。
後ろの山はアクロポリスです。頂上にトラヤヌス神殿の遺跡が見えます。
上と右の写真は、診療所の一部です。
左は、医療センターにある劇場の座席と階段です。座席の端にはライオンの頭の形をした彫刻が施されています。
演劇や音楽も治療の一環として使われていたようです。
右と下の写真は、アクロポリスからあまり遠くないところに「赤い館」(セラピス神殿)と言う遺跡があります。赤いと言うより濃いエンジ色の美しい遺跡です。建物の屋根は殆どありませんが、周囲の壁が残っています。
遺跡の前にある絨毯屋です。
夕方近く、太陽が低くなって、絨毯全体に日を浴びてとても鮮やかな景色でした。
古代ギリシャからローマと悠久の歴史を残す遺跡の数々、2000年以上も前に、人の手によって造られたことに感動しました。
ペルガモンのアクロポリスには、当時、壮大な神殿がありました。神殿は、ドイツが発掘し本国に持ち帰りました。現在、ベルリンの「ペルガモン博物館」に復元されています。
機会があれば見てみたいですね。