トルコの風景
(再びイスタンブール:その3)
イスタンブールには数々の名所がありますが、そのうちでも最大の見所は「トプカプ宮殿」です。15世紀半ばから20世紀初頭にかけて栄えたオスマン朝の支配者の宮殿として造られました。現在は、博物館として公開されています。
ここには数々の秘宝がありますが、その中でも特に宝石をちりばめた「トプカプの短剣」が有名です。映画にもなったこの短剣は、日本で開催されているトルコ展に出展されていました。
これを目当てに来た人はがっかりしたことでしょうね。(私は日本で見てきましたが)

左は、入口の送迎門です。
送迎門の前にあるチケット売り場です。
「幸福の門」黄金色の華麗な建物です。
送迎門の入り口です。
トプカプ宮殿は、三方を海に囲まれた四方を見渡せる高台に建てられています。
スルタンたちは、宮殿からヨーロッパとアジアの双方を睨みながら満足感に浸っていたのでしょう。

左の写真は、北西方向にある金角湾、ガラタ塔と市街地です。ガラタ橋が左端に見えます。
左の写真は、南方向、マルマラ海と遥かにアジア側が見ます。右方向にマルマラ海を進むとダーダネルス海峡を経てエーゲ海に出ます。
ここに立つと、まさに東西大陸の接点であることが実感できます。

イスタンブールが約1600年にわたって都として繁栄してきた歴史を感じさせる風景です。
左の写真は、北東方向のボスポラス海峡、第一ボスポラス大橋です。海峡を北上すると黒海に通じます。
下右の写真は、西の方向にあるイスタンブール最大のモスク、スレイマニエ・ジャミイです。
宮殿の下、マルマラ海に沿って城壁の一部が見えます。
1453年、オスマントルコの攻撃によって陥落したコンスタンチノープルを護って来た城壁は、今も自然に街の中に溶け込んで残っています。

                   [続く]
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イスタンブール
(その1)
ブルサ ベルガマ
(その1)
ベルガマ
(その2)
エフェス
(その1)
エフェス
(その2)
一休み パムッカレ ヒエラポリス アンタルヤ
アスペンドス コンヤ カッパドキア
(その1)
カッパドキア
(その2)
一休み アンカラ イスタンブール
(その2)
イスタンブール
(その3)
イスタンブール
(その4)
完結編