(エフェス その1)
エーゲ海に面するトルコ第3の都市「イズミール」からバスで約1時間半、壮大なローマ帝国古代都市エフェソスの遺跡があります。
ここでは道順と関係なく、印象の強かった風景からご紹介します。
まずなんといってもケルスス図書館です。紀元前135年に造られた建物です。
下の写真のクレテス通りを下がっていくと図書館がみえます。
その壮麗な建物には感動します。柱の一本、一本、いたるところに細かく彫られたレリーフ、正面の女性像(オリジナルはウイーンの博物館とか)など、もう一度ゆっくり見てみたい建物です。
次に、美しい装飾が素晴らしいハドリアヌス神殿です。
2世紀のローマ皇帝ハドリアヌスに奉げられた建物です。アーチ型の門や奥の門には多くの浮彫り彫刻がなされています。
紀元前1世紀、ゼウスの像(エフェス考古学博物館)
右の写真は、奥の門に彫られた両手を広げたメドゥーサの像
(エフェス考古学博物館)
遺跡の町の中を、次々と顕れる建物、彫刻、そして古代の人々が同じように通ったであろう道を、ガイドの説明を聞きながら歩いていると、その時代の人々の様子が眼に浮かんできました。
トルコ到着から出国まで、日本にも留学経験のある若いトルコ人のガイドが案内してくれましたが、その知識の広さ、深さ、そしてそれを日本語で的確に表現する能力には感服しました。
素晴らしいガイドに恵まれ非常に楽しい旅でした。