トルコの風景
(一休み:色々な風景)
遺跡の連発で、いささかくたびれました。
この辺で一休みして、旅の途中で出合った諸々の風景をご紹介します。

まず、今回のコースをご紹介します。左の地図をご覧ください。
飛行機は、シンガポール、ドバイ経由イスタンブールへ、乗り継ぎ時間を入れて往きは22時間、帰りは19時間かかりました。ペルシャ湾とイラクの国境沿いを飛行するときは少し緊張しました。

トルコは日本の約2倍の面積がありますが、そのほぼ西半分を廻るなかなかの大旅行でした。
鉄道の発達していないトルコでは、バス旅行が主体になります。アンカラからイスタンブールまで夜行寝台特急列車に乗りましたが、それ以外はすべてバスでした。全航程は、約2000Km位でしょうか。

某旅行社の12日間のパック旅行でしたが、素晴らしい現地ガイドと好天に恵まれ、トラブルもなく、快適な旅行でした。

乗り継ぎのシンガポール、チャンギ国際空港はとてもきれいで、活気のある空港でした。
銃を持った兵士が警備するかたわらを、ブルカを着た女性が通り過ぎていきました。
トルコの飲み物
 「アイラン」
空港のあちこちに蘭の花が飾られ、色々な店やインターネットコーナーなどもあり、乗り継ぎの時間を過ごすのもさほど苦になりません。
驚いたのは、UAEのドバイ国際空港です。夜間でしたので外の風景はわかりませんが、空港内は近代的で眼を見張りました。椰子の木(本物ではありませんが)とアラビア語の案内板で中東の空港であることがわかります。
成田から丸1日かかって、イスタンブールのアタチュルク国際空港に到着しました。
無事着陸した時は、正直ホッとしました。

アップルティを売っているおじさん。衣装が綺麗です。脚絆などをつけているところを見ると、オスマントルコの兵隊の服装でしょうか?
            (イスタンブール)

みやげ物屋の少年(ベルガマ)

トルコでは、店番の少年やパンを売る少年、道路の交差点で花束を売る少女など、子供の働く姿が目立ちました。
走り出したバスを追いかけてくる幼い少年を見ていると胸が痛みます。
写真の少年もそうですが、子供らしい澄んだ眼をした可愛い子が多いように思いました。
朝の街角での風景です。パン屋さんが道路を横断しています。あちこちでパンを売っています。

トルコで目立ったのは、車の間を巧みにかわして道を横断する人が多いことです。車もよく心得ているようです。
             (イズミール)
こんな車を見かけました。日本では無理ですね。

トルコでは、新車は高くてなかなか買えないようです。カローラが日本円で200万円位するそうですから所得が日本の1/5程度(?)のトルコでは大変です。そのため中古市場が発達しており、販売店をあちこちに見かけます。
朝の街角の風景      (イズミール)
バスでの移動が多いため、道路や、運転に自然と眼がいきます。

高速道路は大都会の周辺だけで、大部分は普通の道路です。車の走るところは舗装されていますが、路肩や中央分離帯はほとんど自然のままです。
日本のように木や花を植えた立派な道路は、あまりないようです。
必要な機能だけは確保するという感じです。
トルコの経済状態はあまり良くありませんから余分な金は掛けられないのでしょう。それにしても日本の公共投資は過剰ではと、考えさせられました。


トルコの飲み物「アイラン」は、泡立てたヨーグルトの水割り、塩味付きといった所でしょうか。ヨーグルトをよく食べるトルコらしい飲み物でした。
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イスタンブール
(その1)
ブルサ ベルガマ
(その1)
ベルガマ
(その2)
エフェス
(その1)
エフェス
(その2)
一休み パムッカレ ヒエラポリス アンタルヤ
アスペンドス コンヤ カッパドキア
(その1)
カッパドキア
(その2)
一休み アンカラ イスタンブール
(その2)
イスタンブール
(その3)
イスタンブール
(その4)
完結編