(再びイスタンブール:その4)
「イスタンブールの巻」の最後は、オスマン朝の最盛期、スレイマン大帝の時代に建てられたスレイマニエ・ジャミィとバザールの風景などをご紹介します。
スレイマニエ・ジャミィはその大きさと均整の取れた美しさで、一段と目立ちます。
ここは今回の観光コースに入っていなかったので、帰国日の朝、わずかな自由時間を利用して訪れてみました。
左の写真は、ガラタ橋付近からの風景ですが、ここから丘の上を目指して上っていきます。途中、観光客のあまり来ない商店街などを通りましたが、開店準備をする商店街の活気のある様子は日本と変わりありません。
ガラタ橋周辺は、雑然とした、喧騒ないかにもアジアの町らしい雰囲気です。
スレイマニエ・ジャミィはあまりにも巨大なため近づくと、ほんの一部分しか見えません。内部の装飾が素晴らしいそうですが、残念ながら観ることができませんでした。
左の写真は、ガラタ橋のたもとにあるイエニ・ジャミィです。右手遠くはスレイマニエ・ジャミィです。
ガラタ橋近くで見かけた風景です。左は、イエニ・ジャミィ前の広場で鳩の餌を売っているおじさんです。奥の建物は、エジプシャン・バザールの入口です。
右はガラタ橋で魚釣りの餌を売っていたおじさんとチャイを飲みながら駄弁っていたお客さん(?)です。背景は、イエニ・ジャミィです。
エジプシャン・バザールの風景です。グランドバザールよりは小規模ですが、その活気と商品の多様さにびっくりです。下はトルコ名物の乾燥イチジクなどの果物とロクムという甘いお菓子です。
以下の写真は、グランド・バザールです。屋根付きの市場ですが、店の数4000店以上というとてつもない規模です。下はたくさんある入口の一つです。
その活気と喧騒さはすさまじいものがあります。かなり日本語が通じますが、観光客相手で値段は高いようです。
ここでトルコ石の指輪とペンダントを買いました。かなりまけてくれますが本当の所はよくわかりません。楽しいような、怖いようなところです。
貴金属店のショーウインドです。
日本人が通ると日本語で話しかけてきます。顔とスタイルを見ると大体わかるようです。
旅行中に出合った観光客は、韓国人とドイツ人が目立ちました。
イスタンブール最後の写真は、金角湾に架かるガラタ橋とガラタ塔です。
かなり大きな橋ですが、思ったより交通量が少ないようです。湾のすぐ奥にアタチュルク橋があるので交通量が分散しているためでしょうか?
イスタンブールにはもっと長く滞在してゆっくりと見たいところです。
わずか2,3日の見物ではあまりにも短かすぎました。
でも念願のイスタンブールの地にたって、その雰囲気だけでも味わえたのは幸せでした。
[イスタンブールの巻:終わり]